【言葉】に逆襲される首相

 昨日に引き続き、さらに溜飲の下がる記事をもう一つ抜粋させて貰った。
  少々長くなるが、ご勘弁願いたい。
 表題はこれも朝日新聞編集委員・福島申二氏の『日曜に想う』の記事の題。
 【言葉】を弾丸にたとえるなら、【信用】は火薬だと言ったのは、作家の徳富蘆花だった。
 火薬がなければ弾は透らない、つまり言葉は届かない。…
 首相は、丁寧・謙虚・真摯・寄り添う、と言った【言葉】をさんざん「虐待」してきた。
 「大和の国は・・・言霊の幸う国」という名高い詩句がある。
 言葉に宿るゆたかな力で栄える国という言葉だ。
 万葉の時代から時は流れて、政体は民主主義へと変遷した。
 民主主義は血統や腕力ではなく言葉で行われる。
 リーダーを任ずる者なら、自分の言葉を磨き上げる意欲を持ってしかるべきだろう。
 ところが首相には、言葉で合意をつくったり、人を動かそうとしたりする印象がない。数で押し身内で仕切れば言葉はもはや大事ではなくなるのか。
 国会では早口の棒読みか不規則発言。スピーチなどは「国民の皆様」と慇懃だが、中身は常套句の連結が目立ち、【言霊】を思わせる重み、深みは感じられない。
 作家の故丸谷才一さんが、14年前、安倍氏が最初に首相に就いたときに、新著「美しい国へ」の読後感を本誌で述べていた。
 「一体に言いはぐらかしの多い人で、そうしているうちに話が別のことに移る。これは言質を取られまいとする慎重さよりも、言うべきことが乏しいせいではないかと心配になった」
 辛口の批評だが、老練な作家の洞察力は、後に多くの人が気づく「首相の言葉の本質」をぴたりと言い当てている。
 首相は強い言葉をよく繰り返す。
 「躊躇なく」は連発ぎみだし、ほかにも「積極果敢な」「間髪を入れず」「一気呵成に」などいろいろある。
 「力の言葉」を、「言葉の力」だと勘違いしてはいないか。
 川を渡る途中で馬を替えるな、は危機を乗り越える常道だ。
 しかし「コロナ後」という時代の創出は新しいリーダーを早く選び出すかどうかの選択から始まろう。
 すべては民意にゆだねられる。
 長くなったが、老生も一言:  どこの党とは言わないが。
 政治屋を家業としている世襲議員の構成比が高すぎる。
 これでは身分制度に縛られた封建社会・江戸時代に戻った様である。
 世襲議員を選ぶ時、人物をよくよく吟味して選びたいものである。


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